ブラッド・バーンズ ストーリー


見知らぬ強豪達と拳を交えられる喜び、そしてその強豪の中に魅惑的な女性が大勢いた第4回世界格闘トーナメント。
大会はブラッドにとって、まるでお祭りだった。
しかし祭りが終わったその後、ブラッドは大きな虚無感に襲われていた。
相変わらずキックボクシングで自分を満足させる相手は現れず、
おまけにトーナメントで出会ったいい女たちからは何の反応もない。
そんな生活を送っていたブラッドの元に第5回世界格闘トーナメントの招待状が届く。
そこには、見知らぬ女性格闘家の名前もあった。
「こりゃあ挨拶しに行かなきゃな」 ブラッドは、独特のステップを数回くり返してから、
目の前のサンドバッグに肘打ちを叩き込んだ。
スパンッと鋭い音がしたあと、サンドバックから砂がこぼれ出た。
その砂は、床にできた水溜りの上に、みるみると積もっていった。



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