梅小路 葵 ストーリー


試合前にしつこく口説かれた挙句、試合では完敗。
翻弄するようなフットワークから繰り出される強烈な蹴りは確かに素晴らしかったが、
女性と見れば口説くような軽い性格の持ち主が、葵は許せなかった。
大会を終えてもなお、対戦相手の顔が日々浮かんでは消える。
過去の大会にはいなかった軽薄なタイプの格闘家との戦いが、葵に強く印象付ける結果となっていた。
あの伊達男に一泡吹かせてやりたい、その一心で修行に身が入る葵だった。
そんな葵の元に、第5回世界格闘トーナメントの招待状が届く。 大会でまたあの伊達男に会える、
いつしか葵の想いは、並々ならないほど膨れ上がっていた。



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